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復興支援活動<USHひとづくり?まちづくりボランティアin南相馬>(2025年度8月期)を実施
本学が続けている東日本大震災?福島第一原発事故被災地の復興支援活動「ひとづくり?まちづくりボランティアin南相馬」8月期派遣が8月21日から23日の3日間行われました。今回の活動には2名の3年次生と4名の1年次生の計6名の学生が参加し、一般社団法人カリタス南相馬を拠点として、地域との交流活動を行いました。
初日は地域の高齢者の集う「さくらサロン」に訪問し、高齢者の方々と、お話会?ゲーム?体を動かす活動(地域の盆踊りの振り付けを一緒に行う)を通して、親交を深めました。
初日および2日目に、福島県の原発に関する東京電力廃炉資料館?東日本大震災?原子力災害伝承館?中間貯蔵施設情報センター、俺たちの伝承館などを視察訪問し、福島の現状と災害防止について学ぶ機会を得ました。
3日目のカリタス南相馬の夏祭りでは、地域の方々、障害者団体、さくらサロンの高齢者の方々、地域の子どもたちと触れ合い、夏祭りを実施するボランティアスタッフとして、設営や子どもたちの遊びのコーナーの準備と提供(魚釣り?ヨーヨー釣り?輪投げゲーム?工作コーナーなど)を行い、地域のみなさまに世代間交流ができる環境を提供することができました。学生たちにとっては地域支援を深く学ぶ機会となりました。
【学生の感想より】
?夏祭りの運営を通じて訪れた方々を笑顔にしたいと思っていたが、実際に活力をもらったのは自分だった。子どもたちの笑顔や来場者との会話、音楽に胸がいっぱいになり、人とのつながりや温かさを実感した。
?今回のボランティア参加は、自分の人生と向き合い当たり前や幸せとは何かを見つめ直すきっかけとなった。実際に目にしたものを心に刻み、震災を経験していない次の世代にも繋げていきたい。
?東京に帰ってからも南相馬の方々との繋がりを忘れずに、今回目で見て耳で聞いて感じたことをできるだけ多くの方に伝え続けたい。
※「USHひとづくり?まちづくりボランティア in 南相馬」は、聖心女子大学主催?日本財団ボランティアセンター共催の活動です。また、南相馬市より宿泊費のご支援をいただいています。
(教育学科教授 加藤洋子)


